ホーム » その他 » 不安に足がすくんで前進できない人に捧げる4ヶ条 〜石橋を叩いて壊すタイプの人が石橋を無事に渡るには〜

不安に足がすくんで前進できない人に捧げる4ヶ条 〜石橋を叩いて壊すタイプの人が石橋を無事に渡るには〜

「好きな人に告白したいけどできなくて……」
「海外には行きたいけど英語ができないから……」
「新しい仕事に挑戦したいけど、転職がうまくいくかどうか不安で……」
そんな悩みを抱えている皆さん。この文章は、そんな皆さんのためのものです。
皆さんが抱える未来への不安、とくに自分の選択の結果への不安とどう付き合っていけばいいのか、すこし一緒に考えてみましょう。

◎不安の正体

不安を感じたことのない人は、まずいないはずです。
でも、そもそも不安って何だと思いますか? わたしたちはいったい何におびえて不安を抱いているのでしょう?

それはズバリ、「わからないこと」です。
私たちは、わからないことに恐怖して不安を感じるようにできているのです。これは、進化の過程で身につけた能力です。
だって、未知の危険に遭遇した時に、「やばっ、何これ。超怖いんですけど」といつでも逃げられるようにビクビクしてるのと、「わー何か知らないものがあるーおいしいかなぁ?」と積極的に近づいていくのと、いったいどちらが生存に適していたと思います?
そりゃあ、ビビりのほうがいいに決まってますよね。

そう、私たちはナチュラルボーンビビりなのですよ。
大事なことなので、繰り返します。
You’ are Natural-Born BIBIRI

私たちは、とんだチキン野郎なわけです。
そりゃあ、告白だの転職だのといった人生における重大な決断に限らず、「今日ヒマだ、どうしよう……」だの「赤信号だけど車来ないし渡っていいよね?」だの「この唐揚げ食べたいけど太るかな?」だの、日常の中に普通に転がっている未来に関することで、モヤモヤとした不安を感じてしまうわけですよ。
チキンなだけに。

なので不安は人類のほとんど全員が感じるものなのです。
なにもあなただけの特別なものじゃないんですよ。だから安心してくださいね。

え? みんなもそうだからって、自分の不安が消えるわけじゃない?
ですよねー。
そんな「不安感みんなで感じりゃ怖くない」的な、チキン大行進状態で解決するくらいなら、誰も苦労しませんよね。
なので、ここで覚えておいてほしいことはひとつだけ。

やいチキン野郎ども。チキンならチキンらしく、不安感でヒーヒー言いながら生きやがれ。
以上です。

え? それで終わり?
って思ったそこのあなた。
そんなわけないじゃないですか。
もうちょっと辛抱して読み続けてくださいね。

◎不安に勝つもの

チキンゆえに不安を感じてしまう、我々人類の構造的な問題点はご理解いただけたものと思います。
でも、不安に勝てるものが、ひとつだけあるんですよね。

それが、好奇心です。

イギリスのことわざに「好奇心は猫を殺す」というものがあります。これは、過剰な好奇心を持つと身を滅ぼしてしまいますよ、という意味です。
そう、チキン由来の恐怖を超えて、死ぬかもしれないのに未知のものが気になって仕方なくなる。それが好奇心です。
「おまえは知りすぎてしまったようだ……死ね!」とかになる、アレですね。

この好奇心も、実は人間の進化の過程で獲得してきた重要な性質です。
たとえばキノコを前にして、「形もキモいし毒かもしれないから無理!」と不安がって逃げるのか、「おいしいかもしれないからとりあえず食べてみる!」と好奇心に負けて食べるのか。
人類の歴史上、好奇心に負けて毒キノコを食べて命を落とした人の数知れず。それこそ死屍累々、阿鼻叫喚の地獄絵図の上に、今の私たちの「このキノコうまー!」な生活が成り立っているわけです。
キノコに限らず、人類史上における発見のほとんどには、好奇心が不可欠だったといえます。好奇心がなければ、今の人類の繁栄は存在しえなかったのです。

で、冷静に考えてみてくださいね。
不安と好奇心ってちょっと似てると思いません?

ともに未知のものが対象ですよね。かたや不安のほうは、わからないことを怖がって逃げようとする衝動です。一方の好奇心のほうは、わからないことを解決したくてより近づこうとする衝動です。
これ、未知のものに対するとらえ方が、ネガティブなのか、ポジティブなのか、という違いでしかないのです。
未知のものが危険なものだと思えば怖くて不安になり、未知のものが素敵なものだと思えば好奇心を抱いてワクワクする。

そう、とらえ方の違いでしかないのです。

もうわかりますよね。
結果のわからない未知のものに直面したとき、それがいい結果になるとかたくなに信じればいいのです。そうすれば不安なんか生まれません。楽しみでしかたなくなるはずです。
悪い結果になったとしても、「予想がはずれちゃった、あっは♪」と笑って流せばいいのです。
今どき、命に関わるような未知のものにはそうそう遭遇しませんので、それで十分なんですね。

気の持ちようだけで不安克服。楽勝です。

え? それができたら苦労しない? どうしても結果を悪い方向に考えてしまうネガティブチキン野郎だから、今こんなことになって苦労してるんだろーが! だって?

ですよねー。

でも、そんなネガティブチキン野郎に朗報です。
私もネガティブチキン野郎ですので、心配無用! 一緒にうじうじ悩んでいきましょう!

と、また愚にもつかない共感発言をしておりますが、それでは何の解決にもならなことは周知の事実。
もちろん、これで話が終わりなはずがありません。

ネガティブチキン野郎の、ネガティブチキン野郎による、ネガティブチキン野郎のための知恵。いよいよ核心に迫ります。

◎人間あきらめが肝心

不安と好奇心の関係性については、ご理解いただけたかと思います。
そして、自分のネガティブチキン症候群とでも呼ぶべきメンタリティが、不安で身動きができなくなる重要なポイントであるということも。

では、ネガティブチキン症候群を治す方法って何なんでしょうね。
私も悩んでいたので、いろいろ考えました。その結果、ついに私は答えを見つけたんです。

ネガティブチキン症候群は不治の病です!
残念!

…………。

ほんっと残念な答えで申し訳ありません。
でもね、どんなに考えてみたところで、どうにもならないんですよ。たとえば自己啓発的な何かでちょっとは改善するかもなと思ったりする反面、「そんなんで解決するわけないじゃん!」とネガティブチキンさんが叫んでいるわけですよ。私の中心で。
そのネガティブチキンさんの絶叫の強さに、思いつく手段は全部否定されて、結局は何の行動もとれなくなるんです。
ネガティブチキンさん最強です。無敵です。ネ申です。

なので、治す事は不可能なんですよ。

でもね。
これを認めることが、実はすーっごく重要なんです。

治らない=死ぬまでずーっと不安

ってことです。わかります?
ジタバタする意味がないんですよ。「こうすれば克服できるかも!」なんて夢物語です。不安はいつだって、あなたのうしろをずっと追いかけてくるんですから。
そう、ずっとです。
だから、克服なんて無理なんです。
ネガティブチキン神に祟られた憐れな小チキンは、ずーっとチキン野郎のまま。
あきらめてください。
大事なことなのでもう一回。
克服なんて無理だから、あきらめてください。

さあ。
あきらめがつきましたか?
あきらめることで、ひとつだけ不安が消えたはずです。
不確定な未来として存在していた「不安を克服できるかどうかわからない」という状況が、「不安は克服できない」という形で確定されたんです。
「どうやったら治せるかなー」とか「あの方法を試してみようかな、でも高い割に効果が微妙っぽいよなー」とか「いくら頑張っても一生このままなのかなー」とか言っていたものが、「一生このままなんだ、残念!」となりました。
もう「がんばってなんとかしなきゃ!」と無駄な努力をする必要はないのです。
思い悩むべきポイントは、「じゃあこの不安とどうやって付き合っていけばいいのさ」という点に絞られました。

さあ、ではどうやって不安と付き合っていけばいいのでしょうか?

◎チキン付き合いの秘訣はこの3つ

いよいよ、不安とうまく共存していくための実践的ネガティブチキンテクニックのご紹介です。

1.不安で動けなくなっている自分を責めない

先にも書いた通り、ネガティブチキン症候群にかかっている人は基本的に治りません。なので、不安で動けなくなって当たり前なんです。
不安で行動できなくなってしまっている自分に気づいても、「ああ私はダメ人間だ〜」とか「どうして私はこんなに決断力のない人なんだろう」とか、思い悩む必要はないのです。
だって、不治の病にかかっているだけなのですから。
「ネガティブチキンだからこうなんだよな。残念! でも仕方ない!」
と自分に言ってあげてください。
自分を責めちゃダメです。絶対。

2.選択に迷った時の答えの選び方

多くの場合、ネガティブチキン野郎は反射的に未来をネガティブにとらえて、その未来を避けるように行動します。
まさに問答無用。条件反射みたいなものです。
そんな反射行動を意志の力で変えるなんて、いったいどんな強心臓なんですか。むろん、我々ネガティブチキン野郎どもに、そんな強さはございません。
なので、そこはあきらめてスルーしときましょう。変えようと努力するだけ時間の無駄なんです。

ですが、ごくまれに「どーしよっかなー」と迷う瞬間、ありますよね。「やろうかな、やめとこうかな」とか「行こうかな、戻ろうかな」とか。
こうした迷いが生じるのは、とてもいいことです。なんたって、その選択がもたらす未来への不安と好奇心が拮抗している証拠じゃないですか。
拮抗しているということは、どっちに転んでもおかしくない状況だということです。
これこそが、我々ネガティブチキン野郎が逆転パンチを放つ大チャンスなんですよ。

拮抗している時こそ、いつもは選ばないような選択肢を選びましょう。これまで選んでこなかった選択肢を選んでみましょう。
好きな人に告白してこなかった人は、告白してみるんです。怖くて諦めていた海外旅行に行ってみるんです。転職できなかった人は、転職してみるんです。

迷った時こそ、行動しない理由ではなく行動する理由を選択してください。

十回に一回でもいいです。いつもと違う選択肢をうまく選べれば、ネガティブチキン野郎は小ネガティブチキン野郎に大出世です。
エクセレント! マーベラス! ビバ、チキン野郎! ですよ。

3.他人の力を利用する

「言霊」という言葉があります。これは、声に出した言葉が現実に影響を与える力を持つ、という考え方から生まれました。
言霊なんて、幻想か錯覚か、いずれにせよ非科学的なナンセンスじゃないかって?

ですよねー。たいていはナンセンスです。
でもね、まれに本当に言霊が力を発揮することがあるんですよ。まじで。

私は小説を書いています。
で、そのことをいろんな人に言ってきたんですね。
私のその言霊は、他人からの「まだ書いてるの?」とか「できあがったら読ませてよ」といった言葉として返ってきました。その他人からの言葉がプレッシャーとなり、私は長年にわたり小説を書き続けることができています。
言わば、言霊によって後に退けない状況を作り出されたということです。
体面や世間体を気にして自分をがんじがらめにしてしまって行動できなくなるという側面が、我々のようなネガティブチキン野郎にはあります。
こいつを逆手にとるわけです。
「言っちゃったし、仕方ないからとりあえずやってみるか」ってな感じで、他人からのプレッシャーを利用するんですよ。そのためにも、他人に言っちゃうんです。言って、プレッシャーをかけてもらうんです。

これって、ネガティブチキン野郎にとっては十分すぎるほどの動機になりますよね。

◎まとめ

さあさあ、ここまでの内容をシンプルにまとめますよ。
ネガティブチキン野郎が石橋を叩きすぎて壊さずに、どうにかこうにか石橋を渡りきるには、

・治そうと思わない
・ネガティブチキンな自分を責めない
・迷ったらこれまで選んでこなかった選択肢を選べ
・他人に言いふらして退路を断て

以上の4カ条を、可能な範囲でちょぼちょぼ実践してみてください。
あんまり力まず、かるーい気持ちでいいですからね。
だまされたと思って心がけてみてください。意外に何とかなるものなんですよ。

さあ、同胞たちよ! 一緒にネガティブチキン生活を楽しみましょう!
とーっても大事なことなので、もう一度。
Let’s enjoy our Negative-Chicken life!

その第一歩として、私・滝澤真実の小説など読んでみるのはいかがでしょう。
知らない作家の小説なんて……などとおっしゃらずに。ね? ね?

うっかり、読んでみようかな、読むのやめようかな、と思ってしまったそこのあなた! そう、あなたです。
迷った時の選択は、どうするんでしたっけ?www

ではでは!


コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください