日本海側の雪国育ちの私にとって、雪はとにかく邪魔で冷たくて濡れて埋もれて、とにかく面倒なものの象徴でした。
正月に凧揚げやら羽根つきなど、夢のまた夢。冬場の遊びは、飛び降りる、埋もれる、掘る、積む、固める、投げる、くらいなものです。雪合戦は、よくやりましたね。塹壕を掘って身を隠し、雪玉製造部門と投擲部門に分かれて戦うわけです。相手に気に入らないやつがいたら、雪玉の中に石を入れてみたり(笑)
そんな状況なので、楽しそうに「雪よ降れ」と歌われると、ちょっと微妙な気分になります。
でも、『Let It Snow』は、ちょっとだけ色合いが違うのです。
雪がもっといっぱい降れば、帰らずに済んで、あなたと一緒にいられるのに……。
そんな、ちょっと下心のある歌詞なのですね。
うん、そんなシチュエーションなら、明るく楽しくうきうきしながら「雪よ降れ」と言いたくなる気持ちがわかります。
『ハッカー探偵と魔剣テュルフング』第1章に出てくるのは、Alja Krušičさんの『Let It Snow』です。
明るくて可愛らしい歌声ですね。スロヴェニアの方だそうです(^^)