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嘘は好き? 嫌い? 嫌いじゃないけど生理的に無理! なLie To Me

私、嘘がつけないタチでございます。なんというか、言った後に残るモヤモヤ感が、なんとも苦手なのです。
基本、会話では本当のことをあけすけに言いますし、都合の悪い話題になって嘘をつくくらいなら「それについては言いたくありません」ときっぱり言ってしまうようなタイプです。
そんな私ですが、こんなふうに「嘘をついて」と迫られたら、ついちゃうかも。いや、やっぱり整理的に無理かも。でも、頑張ってみようかな……。
と、そんな感のある歌がカレン・ソウサの「Lie To Me」です。

色気のある歌声に、情熱的な歌詞。
小説『ハッカー探偵と魔剣テュルフング』では、主人公と主人公に想いを寄せる女子高生がいるジャズ喫茶の店内で流れています。
選曲したマスターの意図にも、バレンタインデーの予定をたずねる少女の気持ちにも、主人公は気づきません。
まったく、鈍感この上ない奴!

こういうキャラ、私は大好きです。
皆さんにとって「生理的に無理」なキャラでなければいいのですが(^^)

星屑といいながら燦然と輝き続けるStardust

「Stardust」という曲にはじめて触れたのは、中学校のときの吹奏楽部で配られた楽譜でした。後半はまだしも、前半のメロディラインは下手くそな私には難しすぎて、うまく吹けなかったことを覚えています。あっさり吹きこなした友人のI君の才能をうらやみながらも、私はハーモニーのパートに参加しながらその美しい響きに魅了されていました。
星屑と呼ぶにはあまりにも存在感のある曲ですが、夜空の星がまたたく映像と合わせると、実にしっくりとくる曲です。

小説『ハッカー探偵と魔剣テュルフング』の第2章では、仕事もプライベートもいまいち調子が出ない主人公に、ジャズ喫茶のマスターが聴かせます。
美しいメロディは、美しい歌声で。そう、「Stardust」といえば、ナット・キング・コールです。

素晴らしいと思いませんか?

星屑のメロディを聴いた主人公は束の間の静穏を楽しみますが、大きな陰謀の渦に巻き込まれていきます。
主人公の恋と物語の展開が気になる第2章の幕間のひとコマでした。

雪なんか降ってほしくないのにLet It Snow

日本海側の雪国育ちの私にとって、雪はとにかく邪魔で冷たくて濡れて埋もれて、とにかく面倒なものの象徴でした。

正月に凧揚げやら羽根つきなど、夢のまた夢。冬場の遊びは、飛び降りる、埋もれる、掘る、積む、固める、投げる、くらいなものです。雪合戦は、よくやりましたね。塹壕を掘って身を隠し、雪玉製造部門と投擲部門に分かれて戦うわけです。相手に気に入らないやつがいたら、雪玉の中に石を入れてみたり(笑)

そんな状況なので、楽しそうに「雪よ降れ」と歌われると、ちょっと微妙な気分になります。
でも、『Let It Snow』は、ちょっとだけ色合いが違うのです。

雪がもっといっぱい降れば、帰らずに済んで、あなたと一緒にいられるのに……。

そんな、ちょっと下心のある歌詞なのですね。
うん、そんなシチュエーションなら、明るく楽しくうきうきしながら「雪よ降れ」と言いたくなる気持ちがわかります。
『ハッカー探偵と魔剣テュルフング』第1章に出てくるのは、Alja Krušičさんの『Let It Snow』です。
明るくて可愛らしい歌声ですね。スロヴェニアの方だそうです(^^)